2010年1月26日火曜日

トミーとローランドとふたりのおばあちゃま

先日フランク・ウェス(tn, fl)さんのお誕生日(88才)ライブを聴きに行ってきました。たまたまテーブルでご一緒した品の良いおばあちゃまがニューヨーク・ジャズ・カルテット(ローランド・ハナ+フランク・ウェス)のファンだったそうで(今で言うところのおっかけ?)、フランクさんだけでなくローランド先生(p)もよくご存知とのこと。私がローランド・ハナの弟子だというと喜んで、もしかしたらローランドのライブでも会ったことあるかもねえ、と盛り上がりました。当日のゲストはケニー・バロン(p)でしたが、ソロがめちゃよかった。エリントン・ストレイホーン・メドレーで、ロータス・ブラッサムにはじまり(私も京都で昨年弾いた感慨深い曲)、スター・クロスド・ラヴァーズでしめました。村上春樹の小説にも出てきたこの曲は私も大好きで、丁度出演したピアノの大野智子さんからトミー・フラナガンの奥様を紹介していただいたので、思わず「あの曲聴いたら、トミー・フラナガンを思い出しました。モントルーのライブのCDに入ってますよね。」とお話ししたら、「そうなのよ。私もなんだかケニーがトミーのために弾いてくれてるような気がして涙が出てきたわ。」とおっしゃっていました。素敵なおばあちゃまでした。まだ聴いたことのない方、トミーフラナガンのモントルーのライブ盤、おすすめですよ。確かDVDも出ています。ニューヨーク・ジャズ・カルテットのCD「Oasis」も今日久々に聴いてみたら、ローランド先生、フランクさんも若くてばりばり。ベースのジョージ・ムラーツもかっこいいアルバムでした。私もこのバンドのおっかけになりたいぐらい。

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