2024年7月7日日曜日

Swan Lake (ABT)白鳥の湖

久しぶりに白鳥の湖(American Ballet Theater)を見てきました。その日は午後1時までクラスがあったのですが、2時のショーのドレスサークルの真ん中の一番前の席が2枚だけ空いてたので、思い切って1枚買っちゃいました。なんと隣のもう一枚を買った方は日本人の方でした。今日の朝取りました!とおっしゃってました。ほぼ同じ時間に思い立って買ったのですね。すごい偶然。 ABTで白鳥の湖最終日でしたから満席でした。休憩時間に長いバスルームのラインが出来てましたが(劇場が寒いんです。)戻ってみると誰か座ってるじゃないですか。あれ、階を間違えたかしら、と思ってチェックしたけど、間違ってない。すみません、そこ私の席ですけど。というと『チケット見せて』という。『さっきまで私座ってましたよ』と言ったら、『でも今居なかったじゃない。』とか言って。『バスルームの列が長かったんです。』と答えた。そんな黒鳥のバリエーションを見ないで帰る人いますか?って言いたくなったけど、自分が勝手に人の席座っておきながら、『チケット見せて』という図々しさに呆れてしまった。『ほら隣の人も戻ってきたじゃない』ってそこに隣の日本人の方も戻ってきたので言うと、ようやく退散しました。やれやれ。彼女に違う人に座られてましたって話したら彼女も呆れてました。まぁ、そのぐらい良い席だったんですね、きっと。センターの一番前ですからね。3階だけど。さてその黒鳥のバリエーションですが、昔は32回転シングルで回ってましたけど、今はダブルとかトリプルで回るんですね!びっくり。半分ダブルかトリプルで回って残りの半分をシングルで回ってました。すご〜い!って思わず声に出しちゃいました。エンディングもなんだか昔見たのと違うんだけど、なんか感動しました。これは皆さんがいつか見てくださいね。ネタバレになっちゃうから。笑。終わってからもまたバスルームに並んだら、興奮冷めやらぬ前のおばさんと素晴らしかったわね〜と話しました。Magnificent!とおっしゃってました。ほんとです。でもこの言葉は日本人にとっては言いにくいですね〜。 そのおばさんご機嫌で「た〜ら、た〜ら、た〜ら」と歌ってましたが、ちょっと待って、それ「くるみ割り人形」の「花のワルツ」です。同じチャイコフスキーでも今見たのは「白鳥の湖」ですけど。とは言いませんでしたが。とても楽しそうでした。笑。