2010年7月29日木曜日

おちゃのじかんーその3

暑中お見舞い申し上げます。
日本は猛暑が続いているようですが、みなさんお元気ですか?
アメリカ人はKeep Cool!とかいって挨拶するように、冷房がんがんかけるので困りますね。
先日自然の涼を求めて、NY郊外のお友達の家を訪ねてきました。
やはり空気が違います。においも、鳥の鳴き声も。すっかりくつろいできました。お宅のお庭でおちゃのじかん。お外でおちゃというのもいいですね。持参したマカロンとミントティーで。マカロンがとても甘く感じたのは、もしかしたら自然のあるところでは糖分はそれほど欲しくならないのかも?なんて思ってしまいました。近くのポンドで子ども達は遊んで気持ち良さそう。今度は私も水着を持ってこよう。

2010年7月15日木曜日

KITANO

キタノ・ライブ無事終了しました。
あやしいお天気の中、みなさん来てくださってありがとうございました。
おかげさまで楽しんで演奏することができました。

本番まで練習不足でかなりあせっていたのですが、リハーサルのときにドラムのニューマンが、「親になった音がするよ。前よりも音がどっしりとしてるし、フレーズに 言いたいことが出てきた(ただ指が動いているだけでなく)。日頃の生活そのものが練習だからね。」と言ってくれて少しほっとした。ほんとかな。

トリオは気心知れたCDツアーメンバー(篤人+ニューマン)。とても残念なことに一緒にツアーしたトロンボーンのベニー・パウエルが先日亡くなりました。ベニーとの思い出深い「I Thought About You」と「Hi Fly」をベニーに捧げて演奏しました。ツアーに来てくださった方は、カウント・ベイシー・オーケストラのスター・プレイヤーだったベニーの抜群のスウィング感 を覚えてくださっていると思います。あらためてベニーの偉大さを感じています。

今朝も早起きして娘のお弁当を作ってナーサリーに送って・・・といういつもの生活ですが、またがんばってゆっくりと演奏も続けていこうと思います。
今後ともどうぞよろしくお願いします。

2010年6月23日水曜日

求めない

先日ある方から「求めない」という詩集を知っていますか?と聞かれ、気になって「求めて」しまいました。

求めないー
すると
楽な呼吸になるよ
(加島祥造)

ストレスがたまってくると、やはり呼吸が浅くなってしまい、肩こり、頭痛、腰痛と、起こってしまうような経験ありませんか。この詩集を読んだら力が抜けてとても癒されました。そして久しぶりに先日座禅をしてきたらさらに呼吸が深くなりました。あ〜、呼吸が浅かったんだなと実感。

ところでこの写真のお人形とかご、素敵でしょう。お友達の手作りなんです。このお人形がうちの娘に見えてしょうがない・・と言ってくださって。こんなかわいい娘に育ってもらったら嬉しいわ。こちらもとっても癒されます。ありがとう。

2010年5月31日月曜日

うみ

ニューヨークは暑くなりました。久しぶりに海に行ってきました。
もう10何年も前に行ったことのあるコニーアイランド。昔はもっとしぶくてレトロな感じだったのですが、今や新しい遊園地ができたりしてすっかりにぎやかというか、ごみごみしてました。それでも砂浜をはだしで歩いたり、波の音を聞くのは気持ちのよいものです。コニーアイランドは地下鉄で我が家からだと40~50分で行けます。でもこんどはもっと静かなロングアイランドの海辺でゆっくりしたいなと思ったのでした。ちなみに写真は遊園地の観覧車からとったもの。メモリアルデーの連休だったのですごい人でした。

2010年5月9日日曜日

母の日

こどものイベントでハープの演奏を聴きました。ハープの音はやさしく包みこむような音ですね。シュタイナー教育では幼い子供にはピアノとかでなく、小さなハープのライアーやグロッケンシュピールからはじめるようです。今日ハープを演奏してくださったのはメトロポリタン・オペラ・オーケストラのハープ奏者、安楽真理子さん。子供たちも気持ち良く聴いていました。終わってから子供たちはハープを触らせてもらいました。子供に楽器さわらせて大丈夫かしらと思ったけど、まず触ることが大事だと安楽さん。最初にハープに飛びついた子は、すでにヴァイオリンをやっているそうで、さすが弦に馴染んでるのね。あとからうちの娘もお父さんのベースを触って遊んでいるせいか、びよんびよんとはじいていました。また、お母さんがお琴を弾いている子はやはりお琴の指のスタイルで弾いていて、その子の環境でそれぞれ育っていくんだなと実感。ハープのコンサートのほかに、お花のかんむりを作ったり、小人のくつやの人形劇を鑑賞したり、とても素敵な母の日になりました。

2010年4月12日月曜日

井上智さんラスト・ライブ

ニュースクール講師のギターの井上智さんが日本に帰国なさることになった。
同じ頃にニューヨークにやってきて、ニュースクールで共に学んだので、
何とも寂しい気がする。ラストライブのブルーノート・ブランチに行ってきた。
1曲目からじ〜んときてしまった。

私のCD「森羅万象」でも1曲共演していただいた。ボサノバ系の「マイナー・ステップス」。最後にバンドメンバーでバックコーラスを入れたりして楽しかった。CDをお持ちの方は、どうぞまた聴いてみてください。井上さんのギター・ソロが素敵です!レコーディング・エンジニアは、トミー・フラナガンの演奏等を録音した名エンジニア、デビッド・ベイカー氏。

仲間が減っていく感じでさびしくなりますが、日本のジャズ・ファンにとっては嬉しいニュースかも。暖かい井上サウンドがもっと聴けるのですから。

井上さんのニューヨークでの初めてのライブがブルーノートで、最後もブルーノートだったそうです。入り口と出口が同じだった、なんてMCしてました。かっこいい。

日本での益々のご活躍をお祈りいたします。

2010年4月3日土曜日

桜と仏陀

スプリング・ブレイクで保育園もお休みなので、ウェイブ・ヒル(マンハッタンの北のリバーデール)の桜を見てきました。来週あたり満開になりそうです。ウェイブヒルでいっぱい遊んでくたくたになって夕方帰ってくると、荷物の不在届けがポストに入っていました。まだ時間があったのでいそいで郵便局まで歩き疲れた娘をストローラーに乗せて取りに行ったのですが、受け取った荷物がでかくてストローラーの下にも入らない。屋根に乗せたら屋根がつぶれるし、娘は歩きたがらないし、どうやって運ぼう、と思っていたら、あやしいおじさんが現れる。「ここに載せて運んであげるよ」と声をかけてくれた。え?一瞬ひるんだ。そのおじさん、顔を白塗りにした黒人のおじさんで、靴は履かずにカートにのせて、靴下のまま歩いている。見るからにあやしい。「だいじょうぶだいじょうぶ、こっち行くの?」と荷物をカートにのせてごろごろ歩き出した。「サンキュー」どうしよう、荷物取られたら。お金せびられるかなぁ。不安がよぎる。でも助かるし・・「ぼくはクラウンなんだよ。こわがらないでだいじょうぶ。」そうかクラウンか、それで白塗り。ストリート・パフォーマーかな。しかし「あんたは素晴らしいお母さんで、彼女は素晴らしい娘だ。ニーハオ、ニーハオ。」と、わけの分からないことを何度も言う。道行く人も笑ってる。どうしようと思いながらもごろごろと押してもらって、不安げな顔をしていたら、「だいじょうぶ、ブッダが運びなさいとぼくに言ったから。」と彼は言った。え、ブッダ?その一言でなぜか安心してしまった私(笑)。「公園までお願いします。」「オーケー」公園に着くと娘もすんなりストローラーから降りてくれて、荷物をストローラーに載せた。「曲がるときは落ちないように気をつけるんだよ。」人は見かけで判断してはいけないですね。彼はもしかしたら悟った人なのかもしれない? ハッピー・イースター!