2010年3月6日土曜日

ヒストリカル

とても春らしい一日になりました。今日はニューヨーク・ヒストリカル・ソサエティというところで弾いてきました。名前のとおりとてもヒストリカルな雰囲気漂うホールで、ピアノもスタインウェイでしたがヒストリカル、というか、古くて弾きにくかった(苦笑)。ウーマン・デーにちなんだ催しだったので、歴史的女性ジャスピアニストとして有名なメリー・ルー・ウィリアムスをフィーチャーしました。実際にメリー・ルーと共演したカーリン(vo)のOur Fatherはさすがに素晴らしかった。私が大好きなピアニスト、メリー・ルーと共演したカーリンと共演できることは幸せなことだ(カーリンもヒストリカルなのだ)。しかし彼女が歌うといつもお客さんの受けが一段と違う。80代なので声はもう良く出るとかそういうことではないのに。きっとお客さんの心に響いているのでしょう。彼女自身もお客さんに対してオープンで真正面向いているのでしょう。私もいつかそうなりたいものだ。

2010年3月3日水曜日

金メダル

オリンピックもおわり、なんだかさびしい感じがします。
相変わらずアメリカでは日本人の活躍があまり見れないのが残念でしたが、
国母くんや真央ちゃんはしっかり見れました。二人ともすごい才能ですね。
ミスが残念でしたが,二人とも自分を十分表現できたのではないでしょうか。
次を期待しましょう。しかしこの二人のお母さんのコメントが出ていましたが、
お母さん達の年齢が私と近いのが何とも言えない気持ち(苦笑)。
こんなりっぱに子どもを育てて素晴らしい。お母さん達に金メダルあげたい!

2010年1月26日火曜日

トミーとローランドとふたりのおばあちゃま

先日フランク・ウェス(tn, fl)さんのお誕生日(88才)ライブを聴きに行ってきました。たまたまテーブルでご一緒した品の良いおばあちゃまがニューヨーク・ジャズ・カルテット(ローランド・ハナ+フランク・ウェス)のファンだったそうで(今で言うところのおっかけ?)、フランクさんだけでなくローランド先生(p)もよくご存知とのこと。私がローランド・ハナの弟子だというと喜んで、もしかしたらローランドのライブでも会ったことあるかもねえ、と盛り上がりました。当日のゲストはケニー・バロン(p)でしたが、ソロがめちゃよかった。エリントン・ストレイホーン・メドレーで、ロータス・ブラッサムにはじまり(私も京都で昨年弾いた感慨深い曲)、スター・クロスド・ラヴァーズでしめました。村上春樹の小説にも出てきたこの曲は私も大好きで、丁度出演したピアノの大野智子さんからトミー・フラナガンの奥様を紹介していただいたので、思わず「あの曲聴いたら、トミー・フラナガンを思い出しました。モントルーのライブのCDに入ってますよね。」とお話ししたら、「そうなのよ。私もなんだかケニーがトミーのために弾いてくれてるような気がして涙が出てきたわ。」とおっしゃっていました。素敵なおばあちゃまでした。まだ聴いたことのない方、トミーフラナガンのモントルーのライブ盤、おすすめですよ。確かDVDも出ています。ニューヨーク・ジャズ・カルテットのCD「Oasis」も今日久々に聴いてみたら、ローランド先生、フランクさんも若くてばりばり。ベースのジョージ・ムラーツもかっこいいアルバムでした。私もこのバンドのおっかけになりたいぐらい。

2010年1月16日土曜日

甘酒とアンデスの風

皆さん,新しい年をいかがお過ごしでしょうか?
私は新年早々マクロビお料理教室に参加し、玄米甘酒に挑戦しました。なかなか家族にも評判で、これ酵素がいっぱいなので(飲む点滴と言われているそう)とっても体に良いそうですよ。ちょっと年末年始の疲れが出た方にもおススメです。
是非皆さんもお試しください。(http://iseeny.com/macrobi/vol18.html)

もひとつ新年のオススメは映画「パチャママの贈り物」。この作品の監督さんがご近所さんで、また上映会場も近かったこともあり、久しぶりに映画というものを見てきました。いやぁ、良かったです。とても心和む感じです。現代人が失ったものをこのアンデスの人達は持ってるんだなぁと思いました。そして上映後のレセプションで監督さんが、「皆が幸せ、幸せって追い求めてるけれども、本当の幸せはあなたの手のひらの上にあるんだよってことを伝えたかった。」とおっしゃっていたのも印象的でした。この映画は日本でも上映中です。渋谷ユーロスペースは1月22日までです。全国各地のスケジュールは公式サイトをご覧くださいね。(http://www.pachamama-movie.com)

2009年12月17日木曜日

Baby, It's cold outside

ランス・ヘイワード・シンガーズのコンサートの日(11日)からいきなりニューヨークは寒くなりました。客足も最初スローでしたが、やはり毎年恒例のクリスマスコンサート、教会がいっぱいになりました。とても寒かったため「Baby, It's cold outside」の曲もとてもはえました。このシンガーズを結成したランス(バミューダ出身のピアニスト)のおはこだったビリー・テイラーのヒット曲「I wish I knew how it would feel to be free」をトリオで弾きました。ドラマーはランスの長い間の親友だったTootsie Bean。ランス節を入れて連打にも挑戦してみました。普段やらないのですが、楽しかったです。この極寒の日、京都のエレーナさんがNYに到着。彼女が選んだチェルシーにあるアパートメントホテルの暖房の入りが悪く、ダウンを着たまま寝たとか。うそ〜。でも翌日元気でキャロル先生の歌のレッスンに一緒に行きました。なかなか私も勉強になりました。1つのフレーズを何通りものリズムで歌うってことは楽器でも大事なことですよね。あと英語の発音。わ〜、ヴォーカルの人は大変だ〜,私絶対できないその発音って思いました(笑)。そして翌日ヴィレッジのカフェでギグ。ピアノの道華ちゃんやヴォーカルのみほこ先輩が応援に駆けつけてくれ、アットホームな雰囲気で楽しめました(この写真もみほこ先輩ありがとう)。そしてエレーナさんNY最後の晩はヴァンガードでシダー・ウォルトン・トリオを2セットぶっつづけで、しかも真ん前の席で聴きました!いやぁ〜、久々のヴァンガード良かったです。お陰様で楽しませてもらいました。帰りも外を出ると,風が強くて寒かった〜。

2009年12月1日火曜日

やっと寒くなり・・師走

毎年サンクスギビングにはものすごく寒くなるのですが、今年は暖冬で、サンクスギビング・ウィークエンドも穏やかでしたね。

12月になってちょっと冬らしくなってきたようです。ただいまクワイアのリハーサルやパーティ・ギグで忙しく頭がいっぱいですが、先日娘のリトミック・クラスで懐かしい曲をやってくれて楽しんできました。
wind it this-a-way, wind it that-a-way, pull, pull, tap, tap, tap, ・・・何の曲だと思いますか?
そう、「糸まきまき」だったんです。先生もこれ「日本の歌であるでしょう?」と知っていました。巻き方と引き方が多少違うものの、最後のトントントンとtap, tap, tapは同じでした。いつもクラスでは英語の曲で苦労している私達親子ですが、この日ばかりは二人とも「知ってるよ、これ」と、はりきってやっていました(笑)。

2009年11月15日日曜日

夢のあとで

パーティー・シーズンの到来です。何弾こうかな、と考え中。クラシックが好きな方も多いので、ローランド・ハナ先生のクラシック曲を集めたCD「夢のあとで」をチェック。なかなか良いCDです。タイトル曲「夢のあとで(フォーレ)」は素敵です。これをぱくろうと思ったのですが、原曲も聴かなきゃとチェロのミーシャ・マイスキーもチェック。すばらしいです。泣けます。(ミーシャ・マイスキーとマルタ・アルゲリッチをカーネギーで聴いたことがあるのですが、ミーシャ・マイスキーの最初の音を出すまでの手の持って行き方がすごかったのを覚えています。)このロマンチックな曲にさらにローランド先生の味付けが加わっています。エンディングなんてこっちのほうがいいかも、と思うぐらい。
この曲の出だしは「ソ・ド・レ」なんですが、この音列で始まるヒット曲が結構多いことに気がつきました。ツィゴイネルワイゼン、五木の子守唄(おどまぼんぎりぼんぎり)、スタンダードではHow High The Moon、Nearness of you・・ほかにもありそう・・