2008年4月25日金曜日

マザーグース

図書館で借りて来る赤ちゃんの本にはマザーグースからの詩が多いです。
わけわかんない詩がすごく気に入っていて、中でも私のお気に入りはこれ。

Hey Diddle Diddle
the cat and the fiddle
the cow jumped over the moon.

The little dog laughed
to see such sport
and the dish ran away with the spoon.

さらにオイリュトミーの先生から教えてもらった谷川俊太郎氏の訳が最高。

えっさか ほいさ
ねこに バイオリン
めうしがつきを とびこえた
こいぬはそれみて おおわらい
そこでおさらはスプーンといっしょに おさらばさ
(マザーグース1より 谷川俊太郎・訳/講談社)

日本語のリズムがすごくいいでしょう。
今ほぼ日で谷川さんの対談をやっていて、これもとても興味深いですよ。深いです。
http://www.1101.com/books/from_little_words/tanikawa/index.html
(あんなに素晴しい方が「一輪の花と等価の詩が書けたら」とおっしゃっているんです。)

図書館といえばあしたはブルックリンの図書館でランスヘイワードシンガーズのミニライブがあります。
Brooklyn Heights Public Library
280 Cadman Plaza West at Tillary St.
Brooklyn, NY 11201
718-623-7100
1時からの1ステージです。無料です!
お時間のある方どうぞお越し下さい。

2008年4月17日木曜日

春ですね

すっかり暖かくなりましたね。春らしく気分を変えて久々にパーマかけてみました。
娘を連れて行くのはちょっと心配でしたが、
スタイリストのミユキさんがささっと巻いてくれて、ぐずらずにすみました。
というか他のスタイリストさんとも遊んでもらって本人も楽しんでいたようです。
このサロンはきれいでスペースも広く、ガーデンもあるのでとても快適ですよ。お子様連れでもだいじょうぶ。ニューヨークに来てサロンにいきたいわ〜と思った方にもオススメ。
ここからソーホーもヴィレッジもすぐです。興味のある方リンクを見てみてね。

そういえば今日は私がニューヨークに降り立った日だ。なんと19年前だ。
早いなぁ。当時は何もかも違う環境でわけわかんなくて1週間ぐらい泣いてたような気がする。
ニューヨークもきれいになりました。今住んでいるあたりもとても当時は近寄れなかったあたり。
今では高級アパートができて家賃は2000ドル以上は当たり前らしい。ずいぶん変わりました〜。

2008年4月14日月曜日

元祖Oh, Happy Day

昨日Jazz at Lincoln Centerでエドウィン・ホーキンスを聴いて来ました。映画「Sister Act」(「天使にラブソングを」)で有名なゴスペル曲「Oh, Happy Day」の元祖です。彼は映画の中にあるようなスケールを「ラララララララララ・・」と歌う部分は歌いません。(ご存知ですか?なんとなくあれを最初に聴いてしまった私はあれがないと寂しいような気もしますが・・)しかし元祖だけあって味があってとっても良かったです。

この日はJazz at Lincoln Center全体がゴスペル・フェストだったようで、ロビーでもゴスペル、もう一つのホールでもアビシニアン・チャーチ・クワイアとウィントン・マルサリスの共演。私はピアノのエリック・リードが好きなので、彼のエドウィン・ホーキンスの共演を選びました。エリック・リードは始めのインスト(トリオ)から飛ばしてかっこよかったです。ゴスペル曲を流してそれがちいさくなって消えたら、枯れ葉がアップテンポで演奏されました。初っぱななので3人がお互いに微妙にテンポのズレがあったのが、びしっと次第にはまっていくあたりがワクワクさせられました。さっき流れたゴスペルは枯れ葉と同じコード進行だったな〜なんて聴いていたら、エリックは聴衆にアルバムを見せてー彼は教会の息子で4、5才の頃聴いていたらしいーその曲はエドウィン・ホーキンスのアルバムの中の「ジーザス」という曲で枯葉と同じコード進行だそうです。なかなか心憎い演出。枯葉なんて久しぶりに聴いたのだけど、やっぱりいいですねぇ。エドウィン・ホーキンスはジャズのスタンダード、「サムウェア」と「マイファニー・バレンタイン」も歌ったのだけど、エリック・リードのイントロの出し方とか美しいし、アレンジもセンス良いし、ソロもかっこよくてさすが〜でした。

2008年4月5日土曜日

Women in Jazz Festival

セント・ピータース・チャーチのWomen in Jazz Festivalにカーリン・レイとキャサリン・ラッセルのバンド・メンバーとして 参加しました。カーリンのスピリチュアル、キャサリンのブルースの他、もう1人加わって、ヴォーカル3人のサイ・オリヴァーのアレンジ等(「サニーサイド・ストリート」のアレンジは、きっと皆さんも聴いたらこれかって思いますよ。)とてもバラエティーに富んだコンサートでした。サイ・オリバーの時代のピアノってほとんどブンチャ、ブンチャの世界なんだけど、これが結構やってみるとノリが難しい。

コンサート当日、カーリンから電話がかかってきて曲目変更があり(かなり焦る小心者の私)、ハプニングがあったけど、やっぱりこの二人はスゴイです。サムシング・エルス!カーリンの旦那さんはルイ・アームストロングと一緒に仕事をしたアレンジャー、ピアニストなんです。キャサリンはその二人の娘だからすごくないわけがない。ジャクソン・ブラウンやデビッド・ボーイ、シンディー・ローパー等のバック・コーラスを長年経験した人。ピッチ・コントロールが抜群でソウルフルなヴォーカリスト。(うちの娘はリハーサルを我が家で聴いているので、何か得てくれるかしら・・なんて。オールド・マクドナルドも歌ってもらって「イーアイ・イーアイ・オー」と喜んでいます。かなりラッキー。)今夜は演奏してて「あ〜この場にいれて幸せだな〜」なんて思っちゃいました。最後は二人のアカペラによるEvery Time I Feel the Spiritで締めくくられました。